“軌道修正”の勇気を持てるか
文部科学省『令和7年度 全国学力・学習状況調査』では、「学校に行くのは楽しいと思いますか」という問いに対し、「思う」と回答した中学生は45.8%にとどまりました。「どちらかといえば思う」(40.5%)を含めると肯定的な回答は8割を超えるものの、心から「楽しい」と感じている生徒は半数に満たないことがうかがえます。
その後、坂井さん一家は思い切って学校と話し合い、優斗くんの希望も踏まえて、他の学校への転校を検討中。現在は通信制高校も含めて、より自分に合った学び方を模索しています。
「受験勉強の苦労を無駄にしたくない気持ちもあります。でも、それよりも大事なのは、息子が“生きていてよかった”と思えるようになることだと気づきました」
坂井さんは最後にこう語ってくれました。
「受験はあくまで通過点。『受かったから終わり』ではなく、その先の人生の“選択肢”が増えるもの――本当はそう考えるべきでした。子どもの声をもっと早く聞いていればと、今でも悔やんでいます」
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