発作を治めるシンプルな方法
あるとき、またその部下を見ていてイライラすることがありました。そこで少し不思議に思ったのです。その部下は成績が悪いわけでもなく、むしろ良いほうでした。反抗的な態度を取るわけでもなく、上司である私の立場からすれば嫌うような部下ではありませんでした。
そこで私は、「あ、これは嫉妬しているんだな」と気づきました。自分より下の存在である部下が先輩から可愛がられている。嫉妬の条件が揃っていたわけです。そう気がついてからしばらくすると、興味深いことが起こりました。
無駄遣いをしなくなり、徐々にお金が貯まるようになったのです。毎週末の電気屋通いをする気がなくなって、「なんであんな無駄遣いをしていたんだ?」と自分が怖くなりました。つまり、自分が嫉妬していることを認めたら、発作が治まったのです。
嫉妬の発作に対処する一番簡単な方法は、「お金がない!」と思ったら、まずは「あ! 嫉妬の発作を起こしているかも?」と疑ってみることです。次に不快だと思う人を思い浮かべてみます。そして「あの人に嫉妬しているんだ!」と自分で認めてしまうのです。
このときに、「あの人が悪いのに、なんで私が嫉妬なんかしなきゃいけないの?」と認めたくない気持ちが湧いてくるかもしれません。でもその「嫉妬しているなんて認めたくない!」思考こそ、嫉妬の発作が起きている証拠なのです。
それを専門的には〝否認〟と呼びます。否認こそが発作が起きている証拠です。口に出さなくても考えるだけでいいので、「あの人に嫉妬しているんだ!」と言葉にしてしまうと、「あれ? なんであんなことしてたんだろう?」と現実の世界がちゃんと見えてくるようになるのです。
大嶋 信頼
心理カウンセラー
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