「私は幸せなおばあちゃん」のはずが…〈年金月23万円〉65歳主婦、娘一家と二世帯同居を始めるも、ひたすら後悔。“孫と暮らす老後”で失った「大切なもの」【CFPの助言】

「私は幸せなおばあちゃん」のはずが…〈年金月23万円〉65歳主婦、娘一家と二世帯同居を始めるも、ひたすら後悔。“孫と暮らす老後”で失った「大切なもの」【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

孫と一緒に暮らせたら、毎日がもっと明るくなるはず――。娘夫婦の「マイホームを持ちたい」という夢を叶えることも考えて建てた二帯住宅が、年金暮らしの和子さん夫婦を“逃げ場のない暮らし”へと追い込んでいきます。今回はトータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、同居の落とし穴や家族全員が心地よく暮らすための工夫について解説します。

暮らし始めて芽生えた「小さな違和感」の積み重ね

ところが、暮らし始めてしばらくすると、小さな違和感が積み重なっていきました。

 

同居前、生活費や光熱費の負担については「だいたい折半でいいわよね」と曖昧なままスタートしていました。しかし実際に暮らしてみると、子育て世帯の生活コストは想像以上だったのです。

 

孫が家にいる時間は長く、夫婦2人だったら止めていた時間帯も、エアコンや空気清浄機はほぼ一日中稼働。早めにお風呂に入るため追い焚きは毎日。洗濯も、一日2回・3回と回すことが当たり前になりました。

 

食材も、和子さん夫婦と美咲さん家族ときっちり分けるのは難しく、二世帯分を負担することが増えました。気づけば光熱費は以前の1.5倍。食費は2倍近くになることもあり、年金暮らしの和子さん夫婦の負担感は増すばかりでした。

 

金銭面だけではありません。孫の保育園のお迎え、習い事の送り迎え、おやつや夕食の準備――。気が付けば、和子さん夫婦が当たり前に世話をするように。休日になると、孫2人を和子さんに任せて、娘夫婦が出掛けてしまうこともありました。

 

最初は前向きに孫の世話をしたいと思っていましたが、毎日続くと体力的にも精神的にも負担が大きくなりました。思い切って娘に伝えると、返ってきたのは軽い一言でした。


「だって同居してるんだし、これくらい普通じゃない?」

 

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