(※写真はイメージです/PIXTA)

お正月は、多くの家庭にとって家族が集まる年に一度の行事です。なかには、遠方で暮らす子どもや孫が一堂に会し、にぎやかに過ごすひとときを楽しみにしている方も多いでしょう。しかし一方で、憂うつに感じている高齢者もいます。背景には、家族関係のすれ違いや、体力・金銭的負担、さらには夫に対する不信感など、さまざまな事情があるようです。

高齢夫婦にのしかかる「正月帰省」の現実

高齢者にとって「正月」は、身体的にも精神的にも大きな負担になりうる時期です。

 

総務省『家計調査(2024年)』によると、無職の高齢夫婦のみ世帯の平均支出は月約25.6万円。一方で、可処分所得は平均22.2万円にとどまり、毎月約3.4万円の赤字が発生しています。食費・交際費・家電の買い替えなど、「イベントごと」の出費は家計を直撃します。

 

また、加齢により体力が落ち、長時間の立ち仕事や片づけが難しくなるなかで、正月の準備や接待が妻に一極集中するケースも少なくありません。

 

「子どもや孫に会えるのは、たしかに嬉しい。でも、私は“年末年始の女中”じゃない。もう少し、私を気づかってほしいなって思います」

 

恵子さんの言葉には、同じ立場にある多くの女性が共感を覚えるのではないでしょうか。

 

親の家を「帰省先」と考える子世代にとっても、“いつもの場所で待っていてくれる人”の生活が、決して楽ではないことを忘れてはいけません。お正月のほんのひとこと――「手伝おうか?」「ありがとう」「無理しないでね」――それだけでも、長年家族を支えてきた高齢者の心は、少し軽くなるのかもしれません。

 

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