遠距離介護の理解はまだ広まっていない…「親がかわいそう」と言われたら?
第三者や遠くの親族などから「親をひとり残してかわいそう」「実家に帰ればいいのに」など、介護についてあれこれ言われるかもしれません。介護は親のそばにいて、手厚く行うものという考えがまだまだ根強いのでしょう。
残念ながら介護のプロでさえ、遠距離介護がどういうものか理解できていません。特に介護経験がない人ほどそういう意見を持ち、心ない言葉に悩んで傷つく介護者もいます。
遠距離介護は近くで身体介助ができない代わりに、介護保険サービスや自費サービス、自分自身も参加しながら親を支えるものです。
「親がかわいそう」と言われても、遠距離介護を手伝ってくれるわけではないので、気にせずに親と自分自身を大切にしてください。
工藤さん家の場合…何度も「お母さんがかわいそう」と言われた
私は遠距離介護について、書籍やブログなどを通じて12年以上発信を続けてきました。そのため「お母さんをひとりにしておくなんてかわいそう」「なぜ介護施設に預けないのか」といったコメントを何度も頂き、動揺した時期もありました。
しかし、介護は親のそばにいるか、施設入居かの二択ではない。親の自立と介護者の生活を両立できる遠距離介護もあるということを多くの人に知ってほしいと考え、発信を続けています。
【遠距離介護の心得】
■ 遠距離介護にあれこれ口を出してくる人は、介護を手伝ってくれたり、経済的な援助をしたりしてくれるのか。何もしないのなら、気にせずに親と自分自身の介護に集中する。
■ 親の近くであれこれ世話するだけが、介護ではない。
