〈年金月30万円・貯金4000万円〉医師夫婦が選んだ〈高級ホーム暮らし〉は“理想”のはずだったが…6ヵ月で退去を決めた“入居者トラブル”の現実

〈年金月30万円・貯金4000万円〉医師夫婦が選んだ〈高級ホーム暮らし〉は“理想”のはずだったが…6ヵ月で退去を決めた“入居者トラブル”の現実
(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢になったら、老人ホームの入居を検討する人が少なくありません。中でも人気なのが、「介護付き有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」といった“民間の高級施設”。設備が充実し、医療連携も整っているため、比較的裕福な高齢者が「老後の安心」を求めて選ぶ傾向にあります。しかし、どれだけ経済的に余裕があっても、そこに「人間関係」が関わる以上、思わぬトラブルに直面することもあるようです。

高級ホーム=“安心”とは限らない

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの民間高齢者住まいの入居は、居室数や施設数の拡大とともに年々上昇傾向にあります。

 

ただしこうした施設では、施設利用料に見合う快適さや人間関係が保障されるわけではありません。入居者間のトラブルや孤立感を理由に、退去にまで発展するケースも存在します。

 

「経済的に困っていたわけじゃない。むしろ、贅沢をしていたと思います。でも、どんなに条件がよくても、“人の中で暮らす”というのは、簡単ではないと痛感しました」と芳子さんは語ります。

 

ホーム入居には、高額な費用負担と引き換えに「安心」と「快適さ」が期待されがちです。しかし実際は、“住まい”というハード面だけでなく、“人間関係”というソフト面も含めて、自分たちに合う環境を選び抜くことが重要なのかもしれません。

 

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