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20年で日米の存在感が薄れ、飛躍的に高まった「中国の存在感」
インドネシアと中国の貿易関係を見ると、中国側の統計(2021年)では、インドネシアへの輸出が607億ドル、インドネシアからの輸入が636億ドルで、中国から見ると30億ドルの輸入超過(インドネシアの輸出超過)となっています。中東産油国などと同様にインドネシアも対中貿易が黒字です。インドネシアにとって中国は最有力な貿易相手国と言えます。
輸出先トップ10を見ると、中国が2位以下を引き離して第1位で、第2位(米国)と第3位(日本)を合計したほどの規模です(図表8)。輸入元トップ10を見ても(図表9)、中国はトップで日本の3倍を超えています。
20年ほど前(2000年)には、輸出先の第1位は日本で、第2位は米国と、中国は目立ちませんでした。また当時は輸入元としても日本が第1位で、第2位がシンガポール、第3位が米国で、中国は目立ちませんでしたので、この間にインドネシアでは日米の存在感が薄れ、中国の存在感が飛躍的に高まったことが分かります。
他方、中国から見てもインドネシアは有力な貿易相手国です。輸出先としては第16位(図表10)、輸入元としても第11位です(図表11)。
GDP第17位…ASEAN最大の経済規模
インドネシアのGDP(国内総生産)は約1.2兆ドルと世界第17位(2021年)で、ASEANでは最大の経済規模です。経済成長率は過去30年平均4.8%と世界全体の同3.3%を上回っています。
東西冷戦終結でグローバリゼーションが進み始めた1990年代前半には外資が流れ込み高成長を遂げましたが、アジア通貨危機が起きた1998年にはマイナス成長に大きく落ち込みました。しかしその後は世界平均をやや上回るペースで成長しています。
経済的な豊かさを示す1人当たりGDPは4400ドルほどで世界第117位と、第126位のベトナムよりやや豊かですが、マレーシアには及びません。中国にはアジア通貨危機のときに追い越されて以降、その差は拡大しています。
なお、インドネシアの産業構造は農業国型・資源国型・観光国型で、需要構成は外需依存型・投資主導型です。






