“閉ざされたVCの輪”を開こうとする新たな動き
既述のとおり、VC投資はクローズドな世界であり、コミュニティの外にいる個人が成功するのは決して容易ではありません。
しかし、こうした常識を覆そうとしているVCも存在します。たとえば、米国のあるVCは「大学ネットワーク」という無形資本を活用し、投資機会の「民主化」を目指すユニークなビジネスモデルを展開しています。
具体的には、VC創業者の大学OB・OGという共通のつながりを軸に投資家を募り、そのネットワークを通じて発掘されたベンチャーに投資するというモデルです。
当初は「個人マネーを集めるのは効率が悪い」「小規模な同窓ネットワークでは成長に限界がある」といった懐疑的な声も少なくありませんでした。
しかし現在、そのネットワークはスタンフォードやハーバード、MIT、イェールなど約30の大学コミュニティに拡大。累計1万1,000人以上の個人投資家から資金を集め、総運用額は15億ドル(約2,250億円)に達しています。
個人投資家に巡ってきたVC投資の機会
新たなVCのこうした取り組みで注目すべきは、その恩恵が機関投資家だけでなく、個人投資家にも開かれている点でしょう。
従来VCの“輪の外”にいた一般的な個人投資家にとって、これは大きな希望といえます。
投資の民主化が生む“新しいつながり”のかたち
投資家のすそ野を広げようと奮闘するVCの登場によって、これまで機関投資家だけが享受してきた、最も高いリターンを期待できるアセットクラス「VC投資」への扉が、個人投資家にも開かれつつあります。
さらに、投資家コミュニティに参加することで、高い志を持つ起業家や投資家と交流し、未来をつくる最先端の知見を共有し合う機会も生まれています。
投資を通じて人や社会とつながり、自らも成長していく──そんな新たな“投資のかたち”がいま、静かに広がり始めているのです。
木村 大樹
Keyaki Capital株式会社
代表取締役CEO
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