ハゲには2種類のタイプがある
ハゲには、大まかに分けると、額のほうから後退していくタイプと、頭のてっぺんがお皿のように薄くなるタイプがあります。
額が広くなっていくのは、たとえば、タレントの、そのまんま東さんのおでこみたいなハゲ上がり方です。彼は頭頂部の薄毛も併発していますから、もう少しで“前からハゲ”と“てっぺんハゲ”がドッキングを果たすものと思われます。
てっぺんから薄くなるのは、たとえば元Jリーガーのアルシンド選手みたいな減り方ですね。しっかりハゲると、イメージ的に河童、あるいは歴史の教科書に出てくるフランシスコ・ザビエル神父のようになります。
なおりやすい「てっぺん型」、 隠しやすい「後退型」
あえて言うと、「そのまんま型」の後退ハゲはなかなかなおりにくく、「ザビエル型」のてっぺんハゲのほうは、比較的簡単になおる傾向があります。
しかし、後退ハゲが不利かというと、必ずしもそうとは言えません。おでこが広くなっていく場合には、髪が復活しにくいかわりに、髪型を工夫することで、けっこううまくごまかすことができるからです。
たとえば、前述したアメリカの実業家トランプさん。あの人の独特の髪型は、後ろから髪の毛をもってきているんですね。そして、あそこまでやらなくても、後退型には「おでこ広いね」と言われるぐらいで、けっこう目立たない人が多いです。
一方、進行したてっぺんハゲは、地肌が見えちゃいますから、ごまかしようがない。その点では、後退型より不利だと言えます。ただし、なおりやすさで言えば、後退型よりも有利なのです。
どちらのタイプが好きか嫌いかは、人それぞれだと思いますが、苦労のしがいで評価すれば両者は一長一短、勝負は五分五分だと言えます。