人間観察から判明した「ハゲは揚げ物を好む」
私は、外で食事をするときに、よく店舗観察をします。まあ、癖みたいなものです。メニューと座席数、お客さんの入り具合などを見て、頭の中で数字を弾き、「このお店の売上はひと月いくらぐらいだな」と予想します(だいたい当たっていると思います)。それで、店員さんの数を見て、「けっこう儲かってるな」と感心したり、「これじゃ赤字だな」と同情したりしながら、食事をしています。
そして、お店だけでなく、同時に人間観察もしてしまいます。そういう人間観察から気がついた法則のひとつに、「ハゲは揚げ物を好む」というものがあります。
たとえば、おそば屋さんに行くと、頭のハゲ上がった人は、よくカツ丼とか天丼を食べているんです。そばやうどんでも、かき揚げそばとか、天かすのたっぷり入ったたぬきうどんなんかを、おいしそうに食べているんですね。私は、心の中で半分うらやましいと思いながら、「それって、ハゲによくないですよ」とささやいています。天かすって、ホントおいしいんですけど、私は食べないようにしています。
なぜかと言うと、あれを食べたあと、自分が油くさくなっちゃうんです。油が古くなると、ちょっとイヤなにおいがしますよね、あれです。そうやってふだんから気にしていると、周りの人の油のにおいで、「この人、天ぷらそば食べてきたな」っていうことも、だいたいわかります。
過剰な油脂は体のなかで酸化する!?
ハゲには、油っぽい食べ物や、脂っこいお肉などは、あまりよくありません。古くなった油のように、過剰な油脂は体のなかで酸化して、ギトギトの毒になってしまいます。それは抜け毛の大きな原因になると思うので、私は脂っこいものを食べたくても我慢します。においが気になるだけじゃなく、自分はハゲ体質なので、そこまで気をつかわなきゃいけないと思っているからです。
尿酸値が高くて痛風になりやすい人は、ビールが大好きでも、チューハイを飲んでごまかしたりしますよね。それと同じように、ハゲ体質に生まれたからには、油を避けるぐらいの摂生はしなくちゃいけないんです。