自営の電気店を畳み、年金だけでは暮らしが成り立たず、息子の仕送りに頼ってきた男性。しかし、感謝の言葉を伝えることはなく、ついには「もっと仕送りを増やしてほしい」と求めるように。その先に待っていた、息子からのひと言とは――。見ていきましょう。

「今月はまだか」「金額を増やしてくれ」仕送りに頼る75歳男性

中村和男さん(75歳、仮名)は6年前まで小さな町の電気店を営んでいました。家電の設置や修理で細々暮らしを立て、顔なじみの客もいました。しかし、ネット通販と大型量販店の台頭は厳しく、店を静かに閉じることにしたといいます。

 

「会社員と違って自営業だからいつまでも働ける、昔はそう思っていたが、時代がそうはさせてくれなかった」

 

そう語る中村さんに、老後の貯えはほとんどありません。妻に先立たれ、頼りは国民年金が月6万円弱と、ひとり息子の智也さん(43歳)からの仕送りだけでした。

 

智也さんは会社員で年収約600万円。共働きの妻と子ども2人の四人暮らしです。そんな智也さんから、毎月8万円を受け取っていたといいます。

 

ところが中村さんは、その仕送りに感謝を伝えていませんでした。いつも口にしていたのは、こんな言葉です。

 

「お前を大学まで出すのに、どれだけかかったと思ってるんだ」

 

無意識に、自分に貯金がないこと、見返りを求めることを正当化しようとしていたのかもしれません。仕送りが少しでも遅れると、すぐに電話をかけていました。

 

「今月はまだか。社会人が忙しいは言い訳にならんぞ」

 

それでも、息子からの仕送りは続き、中村さんは生活をすることができていました。ところが、物価上昇もあり、仕送り額に不足を感じた中村さんは、あるとき電話でこう言ったのです。

 

「あれもこれも高くてやっていけない。仕送りを増やしてくれ、頼んだぞ」

 

しかし、智也さんからの返答は、中村さんの生活を一変させるものでした。

 

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