「安心できるかどうかは、収入よりも“対策”による」
生活費を少しでも確保するため、高橋さんは以下の対策に取り組み始めました。
●iDeCo(個人型確定拠出年金)での節税
●ふるさと納税の活用
●住宅ローン控除の適用
●固定費(通信費・保険など)の見直し
それでも、「制度を理解して正しく対策を取らなければ、想像以上に生活が圧迫される」と感じているとのこと。
高橋さんは言います。
「1000万円を超えたからといって、何も考えずに過ごしていたら生活はどんどん苦しくなる一方です。制度を知らないと損をすることも多い。だからこそ、早めに準備しておくことが本当に大切だと思います」
見た目の年収と実際の手取り、そして将来の安心は必ずしも一致しません。課税や保険料、物価上昇といった“現実”にどう備えるか——。いま、高収入層とされる人々もまた、悩みながら工夫を重ねています。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
