(※写真はイメージです/PIXTA)

厚生労働省や国税庁の統計によれば、日本の正規社員の平均年収は約530万円。年収600万円台といえば「平均よりやや高い層」とされるものの、物価高や将来の社会保障制度への不安が続くなか、「このままで老後は大丈夫なのか」と感じる人も少なくありません。住宅ローン、教育費、介護費用……現役世代が向き合う現実は想像以上に厳しく、いま30〜40代の会社員たちが“資産形成の選択”に動き始めています。本記事ではそのなかから、3つの事例を見ていきます。

「貯金ゼロ」から副業で道を開く

一方で、40歳の皆川さん(仮名)は貯金が100万円程度と話しますが、今から「副業での収入確保」に向けて動き始めています。

 

「会社が副業を奨励しているので、ネットショップを立ち上げてみたんです。まだ全然売れてないですが、自分でロゴ作って、売上計算して……結構楽しいです」

 

定年後も続けられるかと聞くと、

 

「アプリや電子決済の仕組みがそのまま残っているかはわかりませんけど、“慣れる”という意味で今から始めるのが大事だと思って。今のうちに土台を作っておきたいですね」

 

彼にとっては、副業は「趣味と実益の両立」であり、将来の“保険”でもあるようです。

「平均」に届いていても、不安は消えない

3人の事例からは、年収や貯金額にかかわらず、「将来に備える姿勢」が共通して見えてきます。iDeCo、金、ネット副業……手段は違えど、「自分の老後を他人任せにしない」という意思がにじんでいます。

 

資産形成は、投資信託だけでも副業だけでもありません。重要なのは、自分の性格やリスク許容度に合った方法を見つけること。そして、それを「思い立ったときにすぐ始めること」が、将来の不安を少しでも和らげる第一歩になるのではないでしょうか。

 

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