収入は月13万円…「もっと必死に働き、貯めておけば」
夫の遺族年金は月8万円ほど。 自分の国民年金を合わせても、月13万円に届かない状況です。夫の退職金は住宅ローン返済で使い切り、貯蓄は700万円程度だといいます。
「以前は夫の年金があったから多少の余裕があった。それに気づいたのは、夫が亡くなってから。今となっては、自分でフルタイムでしっかり働いて、年金を増やしておけばよかったなって。年金って、加入が任意の時代もあったのよ。“まだ若いし関係ない”って思って、払ってない時期もあったの。あのときの数千円が今の安心に変わっていたかもしれないのに。私のお葬式代は残しておきたいし、介護も怖いし……。そう考えると、できるだけ使わないでおくしかない」
今は、生活費を切り詰めつつスーパーの半額シールが貼られる時間を狙うのが、ささやかな楽しみです。
「甘いものが大好き。ケーキやお団子なんかのスイーツが安く買えた日は、ちょっとだけ贅沢した気分になるわ」と笑いますが、その笑顔の奥には後悔が見え隠れします。
「貯金も減ってきて、でも私はいつまで生きるかわからない。お金が無くなるのが先か、自分が死ぬのが先か……」
Aさんの後悔は、これから老後を迎える人への教訓でもあります。どんなに高収入の時期があっても、油断してはいけません。そして、「いまは余裕があるから大丈夫」と貯蓄や働くことを先送りにしないこと。Aさんは小さくため息をつき、こう締めくくりました。
「若いころは、老後なんて遠い未来の話にしか思えなかった。でも気づいたときにはもう、時間も体力も戻らない。あの頃の私に言いたい――『少しでも働いて、年金も払って、贅沢はほどほどに。自分の力で老後を支える準備をしておきなさい』って」
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