「知らなきゃ損するところだった…」年金月13万円・68歳元事務職の女性、思いがけず手にした〈隠れ年金300万円〉の正体

「知らなきゃ損するところだった…」年金月13万円・68歳元事務職の女性、思いがけず手にした〈隠れ年金300万円〉の正体
(※写真はイメージです/PIXTA)

年金制度は複雑で、制度の改正も多く、思いがけない“もらい忘れ”や“請求漏れ”が起きることもあります。本人が気づかないまま受け取っていなかった年金が、数年後に「未支給」として発覚するケースも少なくありません。特に国民年金・厚生年金・共済年金といった複数の制度をまたいで働いた経験がある人や、結婚・離婚・改姓・転職・転居などで年金記録にズレが生じている人ほど、こうした“隠れ年金”が眠っている可能性があります。

「なんで、今さら…?」届いた1通のハガキに困惑

「正直、最初は詐欺かと思いましたよ」

 

そう語るのは、埼玉県在住の松井弘子さん(仮名・68歳)。中小企業の経理事務として40年間働き、60歳で定年退職。年金は65歳から受給開始し、現在は月13万円で一人暮らしをしています。

 

日々の生活は決して楽ではありませんが、「贅沢しなければ、なんとかなる」と慎ましく暮らしていました。そんなある日、ポストに1通のハガキが届きます。差出人は「日本年金機構」。

 

「内容は『過去の年金記録について確認したいことがある』というものでした。今さら何の確認?と思いましたが、念のため電話してみたんです」

 

そこで告げられたのは、「共済年金の記録が統合されておらず、5年間の加入記録が未反映だった可能性がある」ということでした。

 

実は、弘子さんは30代前半に短期間だけ、自治体の臨時職員として勤務していた経験がありました。当時は共済年金に加入していたのですが、「その記録が正しく年金記録に反映されていなかった」と年金機構は説明します。

 

その結果、本来であれば65歳時点から受け取れていたはずの年金の一部が未支給となっており、遡って支給されるというのです。

 

「後日届いた書類には、合計約300万円が一括で支払われると書かれていて、本当に驚きました」

 

弘子さんは、当初の年金額に不満を持っていたわけではなく、「もらえるだけありがたい」と考えていたといいます。そのため、まさかこんな形で“増える”ことがあるとは思ってもいなかったそうです。

 

厚生労働省や日本年金機構は、年金記録の正確な管理に努めていますが、過去には「消えた年金」問題に代表されるように、記録の統合ミスや名寄せの不備が全国的に問題になったことがあります。

 

とくに、

 

婚姻・離婚などによる改姓

複数の企業・団体に勤務した経験

国民年金→厚生年金→共済年金など制度のまたぎ

 

などがある人は、記録のずれが起きやすい傾向にあります。

 

そのため、60歳以降も年金記録の「ねんきん定期便」や「年金ネット」で自分の履歴を確認することが非常に重要です。また、不明点があれば年金事務所や社会保険労務士に相談することも推奨されています。

 

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