「紙オムツ代も、私が払えって…?」義母の“介護丸投げ”で限界を迎えた53歳妻。キッチンの引き出しにしまった〈離婚届〉

「紙オムツ代も、私が払えって…?」義母の“介護丸投げ”で限界を迎えた53歳妻。キッチンの引き出しにしまった〈離婚届〉
(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢化が進む日本社会において、介護をめぐる家族間の分担トラブルは長年の課題とされています。なかでも根強く残るのが、「嫁が介護を担うのが当然」という考え方です。本来、介護の責任は配偶者や実子にあるにもかかわらず、制度上も文化的にも“無償で嫁がやる”ことが前提になってしまっているケースは少なくありません。それが限界を迎えたとき、家族の絆に深い亀裂が入ることもあるのです。

「介護より、夫に傷つきました」

そもそも介護は、制度上は実子や法定扶養義務者が責任を負うものであり、嫁には直接の義務はありません。

 

また、要介護2程度であれば、公的介護保険制度を利用することで、訪問介護(ヘルパー)や通所介護(デイサービス)などの支援を、1〜3割負担で利用できます。

 

紙オムツなどの費用も、自治体によっては高齢者向けの給付制度(紙おむつ券や支給制度)が設けられている場合もあります。

 

しかし、これらの制度を家族が知らなかったり、「嫁がやればいい」といった意識が根強買ったりすると、制度は活かされず、家族内での“ひずみ”が蓄積していくばかりです。

 

現在、真理さんは地域包括支援センターに相談し、介護サービスを段階的に導入する準備を進めています。夫には「離婚はすぐにはしないけど、これからは全部私の言うとおりにして」とだけ伝えたそうです。

 

「一番つらかったのは、介護じゃなくて、夫の言葉や態度でした。“ありがとう”も“ごめん”もなくて、ただ“嫁なんだから当然”。それが一番こたえたんです」

 

夫婦関係は一見平穏でも、“介護”という重い現実が乗しかかることで、押し込めてきた不満や価値観のズレが一気に露呈することがあります。

 

介護は「嫁の務め」ではありません。家族として、対等に向き合い、支え合う体制がなければ、最終的にはすべてを失うことにもなりかねないのです。

 

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