長寿時代、「働けるうちは働く」が合言葉のようになっている日本。しかし、65歳を超えても精力的に稼ぎ続けた人が直面する、思わぬ“年金の落とし穴”があります。事例と共に見ていきましょう。

「働けるうちは働く」65歳以降の現実

長寿化が進む日本。「人生100年時代、働けるうちは働きましょう」というメッセージを耳にする機会も増えました。60歳で定年を迎えた後は継続雇用で働き、年金受給開始となる65歳をもって退職。そこから老後をゆっくり過ごす――。そんな人生設計を思い描く人も多いでしょう。ところが現実は、65歳を超えても働き続けることが珍しくなくなっています。

 

厚生労働省「簡易生命表(令和6年)」によると、男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.13歳。とはいえ、健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳にとどまります。体力や健康面で比較的問題なく働けるのは、70代前半から中盤あたりまでと考えられます。

 

また、60歳以上を対象に「何歳まで仕事をしたいか」を尋ねた調査では、65歳くらいまでが25.6%、70歳くらいまでが21.7%、75歳くらいまでが11.9%、80歳くらいまでが4.8%、そして「働けるうちはいつまでも」が20.6%という結果でした(内閣府「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査」)。

 

年金受給を意識して「65歳まで」と回答する人が多い一方で、それ以降も働きたいと考える人が少なくないことが分かります。

 

もちろん、経済的理由でやむなく働く人もいますが、健康維持や社会とのつながりを重視して前向きに働き続ける人も多いのが実情です。実際、今の60代は見た目も考え方も若々しく、「まだまだ現役でいける」と考えるのも不自然ではありません。

 

中野和夫さん(仮名・65歳)も、まさにそうした「若々しい60代」のひとり。リタイアせず、再就職を決めました。しかし、そこには思わぬ落とし穴が待っていました。

 

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