「たった数千円」でも“大きな安心感”
給付金の金額は月額で数千円〜1万円前後と、決して高額ではありません。しかし、田島さんはこう語ります。
「月に数千円でも、お米が買える、電気代の足しになる。何より、“国がちゃんと見ていてくれている”って思えることが嬉しいんです」
生活保護を受けることへの心理的な抵抗感を持つ高齢者は多く、「自立して暮らしたい」という思いのなかで、こうした支援は大きな心の支えになります。
高齢者生活支援給付金は、「年金受給者=全員対象」ではありません。対象かどうかは収入・世帯構成などにより異なりますし、受け取りには原則申請が必要です。
また、年金額や収入状況が変わった場合には、受給資格を失うこともあるため、継続的な確認が求められます。
現在、高齢者向けの給付制度にはこのほかにも、【臨時特別給付金】【住民税非課税世帯向け支援金】など、条件付きで支給されるものが複数存在します。いずれも“自動給付”ではないものが多いため、「自分は対象外だろう」と思い込まず、通知書をよく読むことが大切です。
田島さんは、その後も市役所の窓口で相談し、他の制度についても説明を受けたといいます。
「最初は“面倒くさそう”って思っていました。でも、一度行って話してみると、『これも使えますよ』って言ってくれて。行政の人も親切でした」
小さな給付金ひとつからでも、暮らしが少しずつ前向きに変わることがあります。
見逃していたら、損をしていたかもしれない通知。届いた封筒や案内にはしっかり目を通し、自分に関係ある情報かどうかを確かめる――それだけで、思わぬ支援につながることもあります。
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【12/9開催】
「資産は借りて増やせ!」
3年間で延べ1,500社以上を担当した元銀行トップセールス社長が語る
“新規事業×融資活用”で資産を増やすレバレッジ経営戦略
【12/11開催】
企業オーナー・医療法人のための
事業と個人の安心を守る「グローバル資産戦略」
〜実例で学ぶ 経営資産の防衛と承継設計〜
【12/13-14開催】
不動産オーナーのための「法人化戦略」
賢いタックスプランニングで“キャッシュを最大化する”方法
