年金をいつから受け取るかが、老後の運命を左右することもあります。65歳を基本に最短60歳からの繰上げや最長75歳までの繰下げも選択可能。繰上げの場合は年金が減るというデメリットがありますが、それでも「繰上げして正解だった」と語る人は少なくありません。一例を見ていきましょう。

年金受給のタイミングを決めるのは「人生の優先順位」

年金の繰上げや繰下げには、それぞれメリットとデメリットがあります。繰下げは受給額が増える反面、受給開始までの生活費を自分で確保する必要があり、寿命によっては損になる可能性があります。

 

一方、繰上げは受給額が減るものの、早く年金を受け取り生活に活用できます。Aさんのように退職金や貯蓄が十分にある場合は、減額を受け入れつつ生活の質を高める選択も可能です。

 

年金受給のタイミングを決める際には「人生で何を優先するか」がポイントになります。Aさんは、家族と過ごす時間を最優先にしました。

 

「外で働く同世代を見ると一瞬羨ましくもなりますが、家族と過ごす今の時間に満足しています」

 

病気と向き合う妻と共に、ゆったりした日常を楽しむことが、何よりの満足につながっています。人生の後半をどう生きるかを考えるうえで、家族との時間を優先する判断は後悔のない選択だったと言えるでしょう。

 

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