高校~大学にかかった費用は2,000万円超…複雑な親心
親として、息子に安定した会社に就職してほしかったと願うのは、自然なことでしょう。周囲より優秀な子どもだったことを考えれば、期待が大きくなるのも仕方ないというものです。
高校時代からの家賃や生活費、私立大学の授業料や入学金などを合わせると、支出は2,000万円超。Aさんはできる限りの節約をして仕送りし、妻のパート代もつぎ込みました。息子のアルバイトや奨学金の力も借りたとはいえ、親として身の丈以上の出費をしたのは事実です。
それだけのお金をかけてきたのに、アルバイトで生計を立てながら海外へ行く計画を立てる息子を見て、つい愚痴の一つもこぼしたくなるといいます。しかし、息子なりの考えがあり、自分の道を模索していることも理解できます。
「息子のためと思って、いい高校、いい大学に進学させました。でも、それも彼からすれば『親の夢を叶えるため』。私の夢に付き合ってくれていただけなのかもしれません」
そうAさんはつぶやきます。
どれだけお金や時間をかけても、子どもが親の思う通りの道を選んでくれるとは限りません。教育費は投資ではなく、あくまで子どもの可能性を支えるための手段に過ぎない――その現実を、Aさんは身をもって学んだのです。
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