差し押さえ執行は2万6,000件超…「脅しではない」現実
国民年金の加入は日本国民の義務であり、20歳以上になれば強制加入になります。そのため、「払わない」という選択肢は原則ありません。
会社員の場合、年金保険料は給与から天引きされるため、本人の意思とは関係なく自動的に納めることになります。逆にいえば、支払い忘れるリスクはほぼありません。
ですが、自営業の場合は、口座振替やクレジットカード、納付書等で自分で支払わなくてはなりません。脱サラしたばかりだと、うっかり忘れてしまっていた……そんな可能性もなくはないでしょう。
日本年金機構からの連絡を無視し続けると、Bさんのように「最終通知」が届いてしまいます。
令和6年度の差し押さえ執行件数は、実に2万6,797件。「差し押さえなんて脅しでは? 実際にされることはないだろう」という考えは甘いことがわかります。
Bさんはその後、すぐに納付。この事件の後、仕事の合間にネットで情報収集を始めました。「自営業は将来、本当に厳しいらしい」「年金はもちろん貯蓄や投資も必須」といった情報に触れるたび、危機感が膨らんだといいます。
そして、老後資金用の積み立ても開始。フリーランスとしての自由と将来の安心を両立させる方法を模索し始めました。
Bさんのように、将来の現実を目の当たりにして行動を起こすケースも少なくありません。 若いうちはつい先延ばしにしがちな年金や資産形成ですが、自由と安心のバランスを意識することが、フリーランス生活を後悔なく楽しむポイントなのです。
参考資料:日本年金機構「令和6年度業務実績報告書」
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