お金を借りることは決して悪いことではないが・・・
どうしても「欲しいモノ」を買うときは、お金を貯めて現金で買うようにしましょう。お金を貯めているうちに、「そこまでして欲しいモノなのか」と考えなおす機会が増えるからです。
そんなことを言うと、「私はお金を借りないことにしているから問題ないです!」「ローンは絶対に組まない!」と思った人もいるかもしれません。
しかし、ここで勘違いしないでほしいのは、私は、借金をしてはいけないと言っているわけではない、ということです。お金を借りることは決して悪いことではありません。むしろ、私はクレジット会社を経営しているくらいですから、基本的には借りることに賛成です。
お金を貸すなら「利息」をきちんと取る
大人が子どもに教えるお金についての常識で、間違っていると感じるものが結構あるのですが、その一つが、「お金の貸し借りはいけない」というものです。これは、致命的な勘違いです。
お金は借りていい。貸してもいい。なぜなら、大人になるとお金を貸し借りすることが増えてくるからです。つまり、貸し借りをしてもいいけれど、正しい知識をもって借りることが大切なのです。
私は娘たちに「友だちとのお金の貸し借りはしてもいい。けれど、貸す以上はきちんと利息を取りなさい」と教えています。利息が払えない人には貸してはいけない。社会のお金のルールを子どものうちから伝えているのです。
借り方を知っておくと、将来の資産運用にも役立ちますので、借りることを恐れずに、むしろ借り方を身につけるようにしましょう。