前回は、組んでもいいローン、組んではいけないローンの見極め方を説明しました。今回は、「お金の貸し借り」について探っていきます。

お金を借りることは決して悪いことではないが・・・

どうしても「欲しいモノ」を買うときは、お金を貯めて現金で買うようにしましょう。お金を貯めているうちに、「そこまでして欲しいモノなのか」と考えなおす機会が増えるからです。

 

そんなことを言うと、「私はお金を借りないことにしているから問題ないです!」「ローンは絶対に組まない!」と思った人もいるかもしれません。

 

しかし、ここで勘違いしないでほしいのは、私は、借金をしてはいけないと言っているわけではない、ということです。お金を借りることは決して悪いことではありません。むしろ、私はクレジット会社を経営しているくらいですから、基本的には借りることに賛成です。

お金を貸すなら「利息」をきちんと取る

大人が子どもに教えるお金についての常識で、間違っていると感じるものが結構あるのですが、その一つが、「お金の貸し借りはいけない」というものです。これは、致命的な勘違いです。

 

お金は借りていい。貸してもいい。なぜなら、大人になるとお金を貸し借りすることが増えてくるからです。つまり、貸し借りをしてもいいけれど、正しい知識をもって借りることが大切なのです。

 

私は娘たちに「友だちとのお金の貸し借りはしてもいい。けれど、貸す以上はきちんと利息を取りなさい」と教えています。利息が払えない人には貸してはいけない。社会のお金のルールを子どものうちから伝えているのです。

 

借り方を知っておくと、将来の資産運用にも役立ちますので、借りることを恐れずに、むしろ借り方を身につけるようにしましょう。

本連載は、2015年3月24日刊行の書籍『富女子宣言 20代女子が5年で1000万円貯める方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

富女子宣言

富女子宣言

永田 雄三

幻冬舎メディアコンサルティング

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