日本人の常識は、世界的に見れば常識ではないことも
②新しい価値観を身につけられる
海外旅行をすべき2つ目の理由は、海外に行くと、普段の自分たちが思っている常識が、実は常識ではないということに気づくことができるからです。
私は仕事でもプライベートでも、よく海外へ行きます。そのたびに改めて気づかされるのは、「海外の人は本当に働かない。日本人はよく働くな」ということです。こんなに働くのは、日本人だけだと思うほどです。日本人の常識は、世界的に見れば常識ではないことが多々あります。
また、自分の価値観を変えるという意味でも海外旅行は役立ちます。たとえば現在、超党派の議員たちで推し進めているカジノ法案があります。ラスベガスやシンガポールのように、カジノを中心にホテルや国際会議場、レジャー施設などを備えたリゾートをつくるための法案です。
「イメージが悪くなる」「治安が悪くなる」と言って反対している人も多くいますが、私は、カジノ法案に反対している人は、ラスベガスやシンガポールのカジノに行ったことがないのでは? と思っています。セキュリティもきちんとしていて、あれほど安全なところはありません。
人は、今まで見たことがないことや知らないことを恐れ、恐怖感を感じてしまいます。しかし一度見ておけば、怖くなくなります。20代のうちに海外へ行き、いろいろなものを見てきてほしいと思います。
海外旅行の体験談が最高のコミュニケーションツールに
③お金持ち人脈をつくるコミュニケーションツールになる
海外に行くと、人としての幅が広がります。たとえば、「先週、熱海に行ってきたんだ」と友だちに言うと、「へぇ、そうなんだ」で終わってしまう可能性が高いでしょう。
ところが、「先週、フランスのモンサンミッシェルに行ってきたの」と話せば、「モンサンミッシェルってどんな感じなの? よかった?」となるはずです。
このように、人は知らないことを聞きたがるものです。面白い話=楽しい話ではなく、知らない話こそが面白いのです。
自分の行ったことのない場所の話は、周囲の人が聞きたがりますから、必然的に周りに人が集まってくるようになります。つまり、海外旅行の体験談は最高のコミュニケーションツールともいえます。
富女子になるためには「コミュニケーション能力」がとても大切になってきます。海外旅行は重要な自己投資の一つとなるのです。知らないものを見に行く、という好奇心はいつも大切にしましょう。
ただし、テロ事件の発生などによって、海外渡航者への注意喚起が行われている場合もありますので、行く場所の選定は十分に検討することを忘れないでください。