こんなに稼いでいるのに、なんでだよ…年収1,000万円超えで「カースト上位」を確信した55歳会社員。高級外車購入・羽振りの良い生活に興じるも、娘の結婚費用すら援助できない「お粗末な通帳残高」に転落のワケ【CFPの助言】

こんなに稼いでいるのに、なんでだよ…年収1,000万円超えで「カースト上位」を確信した55歳会社員。高級外車購入・羽振りの良い生活に興じるも、娘の結婚費用すら援助できない「お粗末な通帳残高」に転落のワケ【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

年収1,000万円=高所得者というイメージを持つ人も多いでしょう。国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」(2024年)によると、2023年時点で給与所得者6,068万人のうち年収1,000万円超の割合は5.5%。確かにその印象は間違っていないといえます。しかし、たとえ年収1,000万円など収入が多くても貯金ができない人は多く見られます。今回はトータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、事例とともに高所得者が注意すべきポイントを解説します。

年収1,000万円=高収入は確かだが…思い込みの罠

「1,000万円稼げる人はそういない」……そう考えていた勝史さん。確かに間違ってはいません。ですが、1,000万円はあくまで額面で、手取額ではないことに注意が必要です。

 

実は、年収1,000万円の手取額は想像するほど多くありません。年収から引かれる社会保険料などが年収額に応じて増えていくからです。一般的に年収1,000万円の手取額は約728万円。月収に換算すると約61万円です。

 

勝史さんには毎月の住宅ローンの返済が12万円あり、さらに新車を購入したことから毎月13万円の返済が上乗せされることになりました。つまり約61万円の手取りから25万円が毎月引かれる計算。残りの約36万円のうち、約10万円は交際費に消えていきます。

 

妻も勝史さんの昇給を聞き、エステやネイル、美容院など、自分磨きにお金をかけるように。美容代として月4万円程度を使っていました。

 

残る生活費は22万円。これだけあれば多少の貯金はできそうなものです。ですが、年収1,000万円=普通よりもずっと収入の多い勝ち組。そんな意識があり、節約をすることなく、過剰な支出が常態化するようになっていました。

娘の結婚費用を捻出しようとしたが、思わぬ事実に唖然

そんなときでした。同居していた娘が大学を卒業したころから付き合っていた男性と結婚することに。両家との顔合わせも済ませ、結婚式の日取りも決まりました。

 

式まではあと1年ほど時間があるものの、娘のために結婚費用を援助しようと妻に伝えた勝史さん。そこで、あまりの貯金の少なさに驚愕します。

 

なんと、通帳の残高は100万円程度しかなかったのです。娘が大学を卒業し、お金がかからなくなったはずなのに、あの頃からほとんど増えていない……。

 

普段、必要なお金は妻からもらい、大きな買い物はクレジットカードで済ませていた勝史さんは、初めてその現実を認識したのです。

 

【12/18(木) 『モンゴル不動産セミナー』開催】

坪単価70万円は東南アジアの半額!! 都心で600万円台から購入可能な新築マンション

次ページ老後資金は足りるのか?
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録