(※写真はイメージです/PIXTA)

インバウンドの勝ち組、京都やニセコ。では、その「次」に来るのはどこか? 答えは、多くの人が予想だにしない場所かもしれない。訪問者数ランキングで全国45位に甘んじる県に浮かぶ、小さな島。便利さとは無縁のこの島に、わざわざ世界の富裕層が訪れる理由とは? 彼らはいったい、何に価値を見出しているのか。山口由美氏による著書『世界の富裕層は旅に何を求めているか 「体験」が拓くラグジュアリー観光』(光文社)より、海外の目から評価される日本のローカルに迫る。

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日本的な魅力に満ちたアイランドリゾート

この海士町に2021年、開業したのがEntô(エントウ)である。地元の自治体による第3セクターの宿泊施設が、改装増築と独創的なネーミングを冠した新しいコンセプトにより、ラグジュアリーリゾートに生まれ変わった。

 

Entôとは文字どおり「遠島(遠い島)」の意味。さらに「島流し」という意味もある。また、最後の一文字「O」は地球、その上の「^(サーカムフレックス)」は、Entôのある島前の水平線に浮かぶ島を表現している。

 

隠岐は地質学的にも興味深いところで、隠岐ユネスコ世界ジオパークになっている。宿は、その拠点としての機能もあわせ持ち、ミュージアムスペースもある。中ノ島までは、松江市の七類港または境港市の境港から高速船で約2時間、フェリーで約3〜4時間。高速船は冬季運休の季節運航で、冬はフェリーも運休することが多い。現代においても、空港のない中ノ島は本当に遠い。だが、その遠さこそが魅力になっている。

 

Entôの開業により、明らかにこれまでと異なる客層が島を訪れるようになったという。ラグジュアリーリゾートでの滞在を目的とした首都圏からの旅行者だ。世界における知名度はまだまだだが、日本的な魅力に満ちたアイランドリゾートは、今後必ずや世界のラグジュアリートラベラーを引きつけるに違いない。

 

 

山口 由美
作家

 

 

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※本連載は、山口由美氏による著書『世界の富裕層は旅に何を求めているか 「体験」が拓くラグジュアリー観光』(光文社)より一部を抜粋・再編集したものです。

世界の富裕層は旅に何を求めているか 「体験」が拓くラグジュアリー観光

世界の富裕層は旅に何を求めているか 「体験」が拓くラグジュアリー観光

山口 由美

光文社

オーバーツーリズムの観点や、地域への還元、環境への配慮などの面からも注目を集めつつある「ラグジュアリートラベル」。 日本政府観光局の調査によると、旅行者数は全体の1%程度にも関わらず、消費額では全体の13%以上…

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