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身近で好きなことをビジネスに
起業にはオリジナルで斬新なアイデア、商品が必要だと思う人は少なくないと思います。もちろん斬新なアイデアや商品があるに越したことはありませんが、必ずしもオリジナルでなくても、十分事業になります。
旅行、美容、ファッション、スポーツ、グルメ、お笑い、ペット、ドラマ、映画、アウトドア、釣り、DIY、ワイン、花、陶芸、家具。ビジネスのアイデアになるものは、身の周りにあふれています。
特別なスキルや才能もいりません。たとえば「海外旅行が好きだから、英会話スクールで起業するんだ」という超個人的な理由で、かつありふれたアイデアでも、まったく心配する必要はありません。英会話スクールで起業するなら、どんな教室にしたら生徒さんが学びに来てくれるだろうか、どんなスクールだったら自分でも行ってみたいと思うかなど、思いをめぐらせていけばいいのです。
「駅前留学」を掲げて全国に英会話スクールを展開したNOVAが、会社帰りのサラリーマンをターゲットにしていたことを、ご存知の方も多いと思います。その言語を喋るネイティブから直接、英会話を学べるのですから、国内にいながら気分は留学というのがウリでした。
オンライン会議が当たり前となった現在であれば、自宅にいながらの「留学」もより簡単になっている世の中です。オンラインでリモートであればネイティブとつながり、直接会話をしながら学んでいくこともできますし、マンツーマンでもグループでも、いろんな形態ができると思います。
そうしたアイデアがあれば、一人で膨らませるのも大切ですが、知り合いに「このアイデア、どう思う?」と聞いてみることをおすすめします。「どうせなら、イケメン講師から教わってみたい」など、自分では思いつかなかったニーズが集まってくる可能性もあるからです。
インスタグラムやX(旧ツイッター)などのSNSを使えば、さらに多くの人々に呼び掛けることができます。SNSでアイデアを語り、それに対する感想などをもらっているうちに、コミュニティができあがっていきます。コミュニティとは、英会話教室の例でいえばオンラインで英会話を学んでみたい人たちのグループです。そのグループを自らの見込み客と考え、メンバーの声を聞きながら、どんなスクールにするのか考えていけばいいのです。「この指とまれ」の発想と近いかもしれません。
講師は、日本に留学中のネイティブをスカウトする手もあると思います。格好のアルバイトになるでしょうし、ネイティブに日本語を学ぶ機会を提供することにもなりますからWIN―WINの関係です。
どんなビジネスも、最初はこのように身近な、好きで楽しいことからスタートしているのです。
