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経営者の定義は?成長ステージによって異なる3つのステージ
「そもそも、経営者ってなんなの?」
起業家セミナーを開催すると、必ずといっていいほど訊かれる質問です。一般的に経営者とは企業における最高責任者のことで、株式会社なら代表取締役、合同会社なら代表社員にあたり、いわゆる「社長」と呼ばれる人ですが、最近は「CEO(最高経営責任者)」と呼ばれることも多くなっています。経営者の役割は企業を経営(マネジメント)することですが、成長ステージによって経営者に求められる役割は違ってきます。
大きく起業家、事業家、経営者の3つの役割です。私は起業家から経営者になっていく人「自ら起業し自分の事業でお金を儲けていく人」を経営者と定義しています。
「では、経営者になるとはどういうこと?」と訊かれることもありますが、そんな時、私はこうお答えしています。
「経営者になるとは、自分で自分の人生をつくり、コントロールしていくことですよ」
経営者に求められるのは結果だけです。結果とは儲け、利益のことです。会社が利益を上げ、その利益が会社の発展や従業員の福利厚生の向上などに適切に使われていれば、誰からも文句を言われません。タイムカードやシフト、ノルマなどに縛られず、自分で自分の働き方を決めることができます。従うべき上司はおらず、評価対象にされることもない。誰に制限されることもありません。
給料も決めるのは自分ですから、売上さえあげればサラリーマンの平均給与の数倍を稼ぐことも夢ではありません。休みを取る時期も自由で長期間、海外に旅行することだってできます。
結果、つまり売上を上げるために、どんなモノやサービスを扱ってもいいのです。自分の最も好きなこと、得意なことが最大のストロングポイントになりますし、そこからたったひとりで億単位の年収をあげている経営者は世界中にいます。
経営者には老若男女も関係なく、未成年の起業家や、定年後のシニア起業家も当たり前のようにいます。世の中の基準からするりと抜け出して、自分の好きで得意なことを事業にして生きているのです。好きなことを仕事にしているのですから、楽しく仕事ができます。そして、そうした仕事によってお金を稼いでいます。
ここで重要なことを一つ。好きでない仕事で事業を始めても、稼げるようになれば好きな仕事に変わります。ほんとに好きな仕事を事業にするのは成功してからでもいいのです。

