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欧州では到底理解されない「皆勤賞」という概念
人間は原罪を持って生まれ、労働という苦しみを味わい、週末の休暇になると苦役から解放される。だから、バケーションはみんなで跳びはねて喜ぶわけです。 日々の労働という苦しみを受け入れている対価として、休みは当然だ、と。だから、夏は1カ月休みます、って当たり前なんです。
一方の日本では、小学校に「皆勤賞」なんてあった時代もある。これって、多分、ヨーロッパあたりから、「おかしくない?」と思われちゃう。最低限の単位を取ればいいのであって、なんで毎日学校に行っちゃってるわけ、と不思議がられてしまう。
<国別>セカンドキャリアの年齢
日本と欧米の違いのもう一つは、「そろそろ潮時かな」と感じる年齢の違いにあります。
日本ではセカンドキャリアというと定年後、つまり60歳以降の再雇用を指すことが多いので、その直前にあたる55歳ごろに慌てて将来の身の振り方を考え始める。
それに対してアメリカ人なんかは、40歳が人生の折り返し点と考える傾向がある。Over the Hill と言って40歳以降は下り坂、つまり若いころとは違うキャリア設計が必要
と考えるきっかけ作りができる。
ロシア人に至っては、早婚傾向ということもあり20代前半で結婚、30代後半には子育てを終え、40代後半は孫がいる人が珍しくないです。セカンドキャリアを考えるタイミングはもっと早いと思います。
私は宇宙飛行士のとき、アメリカ人とロシア人のキャリアパスを見ていました。ですから、比較的早い時期から「下り坂」に入る準備はできていたのかもしれません。
野口 聡一
宇宙飛行士
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