(※画像はイメージです/PIXTA)

宇宙飛行士の野口聡一さんは古巣のJAXAを57歳で定年前に退職。現在は民間企業の代表やアドバイザーを務めるなど、あらゆる分野で活躍しています。海外、宇宙で活動した野口さんが考える「働き方」や「労働」について、野口さんの著書『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』(主婦の友社)から一部抜粋・再編集し紹介します。

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欧州では到底理解されない「皆勤賞」という概念

人間は原罪を持って生まれ、労働という苦しみを味わい、週末の休暇になると苦役から解放される。だから、バケーションはみんなで跳びはねて喜ぶわけです。 日々の労働という苦しみを受け入れている対価として、休みは当然だ、と。だから、夏は1カ月休みます、って当たり前なんです。

 

一方の日本では、小学校に「皆勤賞」なんてあった時代もある。これって、多分、ヨーロッパあたりから、「おかしくない?」と思われちゃう。最低限の単位を取ればいいのであって、なんで毎日学校に行っちゃってるわけ、と不思議がられてしまう。

<国別>セカンドキャリアの年齢

日本と欧米の違いのもう一つは、「そろそろ潮時かな」と感じる年齢の違いにあります。

 

日本ではセカンドキャリアというと定年後、つまり60歳以降の再雇用を指すことが多いので、その直前にあたる55歳ごろに慌てて将来の身の振り方を考え始める。

 

それに対してアメリカ人なんかは、40歳が人生の折り返し点と考える傾向がある。Over the Hill と言って40歳以降は下り坂、つまり若いころとは違うキャリア設計が必要
と考えるきっかけ作りができる。

 

ロシア人に至っては、早婚傾向ということもあり20代前半で結婚、30代後半には子育てを終え、40代後半は孫がいる人が珍しくないです。セカンドキャリアを考えるタイミングはもっと早いと思います。

 

私は宇宙飛行士のとき、アメリカ人とロシア人のキャリアパスを見ていました。ですから、比較的早い時期から「下り坂」に入る準備はできていたのかもしれません。
 

 

野口 聡一

宇宙飛行士

 

 

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※本連載は、野口聡一氏の著書『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』(主婦の友社)より一部を抜粋・再編集したものです。

宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職

宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職

野口 聡一

主婦の友社

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