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「バリュー投資」こそ投資成功の秘訣
公正を期すために言えば、ほとんどの金融プロフェッショナルは自分が苦労して習得した投資手法を心の底から信じている。だが、残念なことに、彼らの多くは「バリュー投資」という素晴らしいテクニックを無視しつづけてきた。
バリュー投資は、ベンジャミン・グレアムとデビッド・ドッドが共著『証券分析』（邦訳、パンローリング刊）で展開し、ウォーレン・バフェットがほぼ60年にわたってその効果を証明してきたもので、株価が企業の本質的な価値（バリュー）を大幅に下回ったときに、その株を買う手法だ。辛抱強く、たんねんに数字を追い、1ドル札に40セントの売り値がついたときを見はからって買えばいいのだ。
ポイント
バリュー投資家になれ。バリュー投資が長期的に見て極めて実りの大きい手法であることは、すでに証明されている。
あなたも、バフェットのようにバリュー投資で資産を形成することができる。金融プロフェッショナルとは訣別しよう。彼らはおカネをつくってはくれない――少なくとも、あなたの口座に入るおカネをつくってくれることはない。
バフェットがこれだけ成功しているのに金融プロフェッショナルがバリュー投資を勧めないのは、たぶん、このためだ。彼らはあなたの口座に入るおカネよりも、自分の口座に入るおカネに興味があるのだ。
バフェットを研究して私がたどりついた結論は、バリュー投資を行うべきだということだ。自力で投資を行うためには、バフェットの「法則」さえあればいいのだという確信をもとう。この法則を守る限り、あなたは自分の将来の資産を自分で管理運用することができる。
