「300万円超400万円以下が最多」という現実
1年を通じて勤務した給与所得者5,270万人について、給与階級別分布をみると、最多となったのは「300万円超400万円以下」の方々(826万人/構成比16.3%)。次いで「400万円超500万円以下」(782万人/同15.4%)となっています。
男女別に見ていきましょう。男性では、年間給与額「400万円超500万円以下」が最も多く(504万人/同17.5%)、「300万円超400万円以下」と続きます(430万人/同14.9%)。女性では、「100万円超200万円以下」が最も多く(449万人/同20.5%)、「200万円超300万円以下」と続きます(430万人/同19.6%)。
収入格差が深刻化する日本社会で、給与階級で最も多いのは「300万円超400万円以下」という現実。300万円となると、単純計算で月25万円の収入。先程の家計調査の世帯主収入が「38万5,077円」でしたから、平均値とはまた違った現実を窺い知ることができます。
生産年齢人口が減少し、社会保障費の負担がじわじわと増加するなか、物価高も家計を直撃する昨今。政府は「103万円の壁」の見直しにも着手していますが、生活の向上には期待できるでしょうか。まずは「普通の生活」を誰もが送れるような環境づくりが求められています。経済的な負担軽減や、働く意欲に応じた適切な制度設計が、今後の課題と言えるでしょう。
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