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生前の対策と相続発生後の適切な対応
先に挙げた裁判例を参考にすると、希少な自動車や年式の古い自動車、中古車市場でも特に価値が高いとされる自動車は、例外的な査定となり、実際の市場価格は専門的な業者でないと把握できないことがありえます。今回の事例でもこうした事態が考えられ、より一層自動車の評価がトラブルの原因となります。
対策の一案として、売買によって、生前に父親がある程度の金額で引き継いでほしい子どもなどに売却しておくことが考えられます。こうすることで、父親は自分が思うベンツの価値を遺産に反映することもできます。タダで譲るとか、あまりにも低く「1円で売却」などすれば、贈与になってしまうという問題も出かねませんので注意しましょう。売却金額が市場価格と大差ない範囲であれば、問題なく相続手続きが進み、相続時にベンツの評価でトラブルになることは避けられるのではないかと思います。
乗る、見る、いじる等、自動車にもさまざまな楽しみ方がありますが、資産として「持っている」のみの状態になったときには、後々の相続のトラブルを避けるという観点からいえば、生前に価値をわかってくれる新たな持ち主に譲るといった決断も必要かもしれません。
そして、そのような自動車を遺産として相続が発生した場合には、複数の買取業者に査定をお願いしたり、自動車に詳しい業者等にインターネット上の情報から、遺産となっている自動車と近しい条件の中古車市場の価格を比較してもらったりして、相続人が納得できる形で自動車の評価をすることが大切です。
飯冨 稜也
弁護士法人 山村法律事務所
弁護士
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