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いまからでもできるリスクマネジメント
親に依存するリスクは、年を重ねるにつれ大きくなります。もしいま親に生活を依存しているなら、早急に対策に取り組む必要があります。
まず、親の資産を自分の資産とは切り離すことが必要です。「親の資産は親のもの。サポートが受けられる環境にあったとしても、再出発できるまでの一時的なもの」と心得て、マインドを変えていきます。親の資産に依存していると、自由な生活を送れていたとしても、ある日突然生活が大きく変わるリスクがあります。
そのうえで再出発をサポートする制度を活用しましょう。特にAさんのように就職氷河期世代の方は、個別の支援窓口が設けられており、ハローワークの支援も手厚いです。一人で抱え込まず、まずは家族以外に頼ってみることから始めてみましょう。
親子で早めに「お金の話」をすることも大切です。頼りになる親といっても、ライフステージでは資産の取り崩し期を迎えており、健康面から先行きに不安を抱える方は多いです。自身だけでなく、親の直面しているいまの不安やこれからの心配、資産状況などへの理解を深めることで、双方ともにすこしずつ心の準備ができ、いざというときの大きな混乱を避けることができます。
親が元気なうちに、すこしずつご自身の生活設計を取り戻していきましょう。
内田 英子
FPオフィスツクル代表
ファイナンシャルプランナー
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