相続争いを防ぐための対策は?
相続をめぐるトラブルは、相続人同士の対立や意思疎通の不足によって生じやすく、相続手続き全体に大きな影響を及ぼします。
では、相続争いを未然に防ぐための対策はあるのでしょうか。
(1)相続争いを避けるための話し合いのコツ
相続は、決めるべき事柄が多岐にわたるため、ひとつずつ合意を形成しながら進めていくことが基本となります。
相続争いに発展するケースは、相続人同士のコミュニケーション不足や立場の違いが要因となっていることが少なくありません。そのため、まずは相続人同士がしっかりと向き合い、丁寧に話し合いを進めていくことが重要です。
たとえば、役割分担を決めるなどの工夫をすることで、相続を円滑に進めやすくなるでしょう。
(2)相続争いを避けるには、弁護士への相談・依頼がおすすめ
相続は親族・家族間の問題であるからこそ、感情的な対立に発展しやすく、関係悪化を招くこともあります。このような事態を未然に防ぐためには、第三者として中立的な立場にある弁護士に相談・依頼することが有効です。
弁護士に依頼すれば、相続人に代わって遺産分割協議の手続きや調整を行ってもらうことができるため、ご自身の精神的・時間的負担を大幅に軽減できます。
相続手続きに不安を感じている方は、早めに弁護士へ相談されることをおすすめします。
※この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています。
萩原 達也
ベリーベスト法律事務所
代表弁護士
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