指輪が指から外れなくなってしまった!
宝石の装身具を永く身に着けていると、予想外の出来事に見舞われることがあります。ここでは実際にあったトラブルと、対処法を紹介します。
<ケース1>指輪は外せなくなってしまうことがある
一般的に指の太さは年齢とともに変化し、知らず知らずのうちに、抜けなくなってしまうことがあります。
そんなときは、下記のようなリングカッターを使います。
先日も知人が外れなくなった指輪を切断した際、指に合う番号は♯21なのに、なんと指輪は♯14で、7番の差がありました。消防署にはこのカッターが常備されているようですが、後のことを考えると宝石店に相談したほうがよいでしょう。
「拍手」で指輪が曲がり、宝石が落ちることも・・・
<ケース2>指輪は曲がってしまうことがある
指輪は条件が重なると、ひどく曲がってしまうことがあります。例えば左手に宝石をセットした指輪、右手に幅広で強度のある指輪を着けて、コンサートなどに行ったとします。そこで拍手をすると、右手の指輪が金槌の役割をしてしまい、左手の指輪に打撃を与えます。
20~30回の拍手で、指輪の腕に槌目がつき、曲がって爪が開いて宝石が外れやすくなります。最悪の場合は紛失ということもあります。宝石の指輪は繊細な仕立てのものが多いので、両手に指輪を着けている時は拍手に注意が必要です。