(※写真はイメージです/PIXTA)

日本のサラリーマン、平均的な給与はどのくらいなのだろうか。国税庁のレポート「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者のなかで正規社員の平均給与は530万円。非正規社員の平均給与は202万円である。「平均」というものは、ピラミッドの上にいる大きな数字が押し上げるものであるから、実際にはこの額より少ないという人も多いであろう。さらに言えば、税引き後の「手取り額」でいうともっと少なくなるはずだ。懸命に働くサラリーマンのリアルを見ていこう。

「身の丈に合った生活」とはいうが…

国税庁のレポート「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者のなかで正規社員の平均給与は530万円になる。ざっくりと計算すると、手取り額は年収で約415万円、ボーナスを考慮しない場合、月収で約34万円だ。

 

上を見てもキリがなく、下を見てもキリがないのが「お金の世界」ではあるが、「平均」に達するまでも競争は厳しい。「平均くらいでいいや」という心の平穏(あるいは諦念)を手に入れるまでのハードルは、思いのほか高いようだ。

 

「通勤に無理のない程度に住居費のかからない地域に暮らし、節制して“身の丈に合った生活”をして、老後のためにコツコツと計画的に貯金をしようと思っていましたが、給料が上がらずカツカツです」

 

そう語ってくれたのは千葉市在住、メーカー勤務28歳の葛西さん(仮名)だ。

 

「食費や電気代などを節約するため、家事を頑張り丁寧な生活を心がけているのですが、そのために仕事のほうは必要最低限でおこなっているためか、昇進・昇給がほとんどない状態です。努力に見合うほど貯金できていません。

 

同僚で仕事を頑張り、良い給料をもらっている人もいますが、職住近接で東京に住んでおり、付き合いも多くなるためか、貯金額でいえば私とさほど変わらないようでした。どちらも“自分なりに頑張っているのにね”という話になりました」

 

頑張る方向性をどちらに向けたとしても、“資産は増えない”という悲しい実態があるようだ。

 

 \1月20日(火)ライブ配信/
調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

次ページ「生活さえできていれば、貯蓄しなくても」は無理
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録