純粋な先天的色覚異常であれば・・・
Q:色覚異常が遺伝するかどうか悩んでいます。夫の母は生まれつき瞳(虹彩)が金色で、色覚異常です。最近夫との間に娘が生まれたのですが、生まれた娘が色覚異常である確率はどのくらいでしょうか? 夫、夫の兄、妹ともに色覚異常はありません。
A:お義母さんが純粋な先天色覚異常であれば、その息子さんたちは全て色覚異常になるはずですが、実際には誰も色覚異常がありません。このため、お義母さんは先天色覚異常ではなく後天的な変化ではないかと推察します。「中京眼科視覚研究所」(www.shikikaku.jp)のサイトを参考にしてください。
感受性の高い子どもは、色の捉え方が大人と違うことも
Q:5年ほど前から、衣服のしま模様や、規則的に配色された四角形のもの(床のタイルなど)を見ると、その模様が浮き出して迫ってくるように見えて気持ちが悪くなります。一体何でしょうか。
A:現在の症状が何らかの病気による症状かどうかという点が問題です。お話だけからはなんとも判断が難しいですが、眼科で詳しく検査を受けて問題がなければ特に心配するような病的な状態ではないのかもしれません。
Q:娘が最近、「右目と左目では見える色が違う」と言います。白い壁とかを見ると片方は黄色く見えるようですが、問題はないのでしょうか?
A:一般的には正常の状態では左右の色の見え方はほぼ同じであるはずです。子どもは感受性が高いので少しの違いをそのように感じたり、少しぼやけるのを黄色く見えると表現しているのかもしれません。