「意思能力なし」「遺言書なし」となれば、家族の負担は…
高齢になればなるほど、突発的な病気や認知症の症状の出現・進行で、意思能力を失う可能性が高くなります。そうなれば、自身の資産管理・相続対策の判断ができず、配偶者をはじめとする家族が大変な思いをすることになります。
本人の意思能力がなく、かつ、遺言書作成・財産管理委任契約※等もなされていない場合、家族で話し合いをすることになります。
※法テラス「判断能力は十分ですが、高齢で身体が不自由です。財産管理を誰かにお願いできますか。」参照
筆者のこれまでの経験からは、配偶者の方が財産管理の委託者となるケースが多いのですが、高齢の場合は子どもを立てるなど、ご家族によって意向はさまざまです。
ただ、費用も時間もかかる煩雑な事務手続きが必要ですので、国際結婚の夫婦や高齢者に限らず、日本人同士の夫婦、ミドル世代、独身者でも、周到な準備が大切です。そうでないと、万一の際に残されたご家族に大きな負担をかけることになります。
人生、いつ不測の事態が起こるかわかりません。財産を保有している以上、「まだいいや」という考えは禁物なのです。
もし心配ごとがある方、トラブルが発生していて対処法に悩んでいる方は、速やかに弁護士、税理士といった専門家に相談しましょう。日本人が日本で相続手続きをするのも大変なのですから、海外の不動産となればそれ以上です。大切な資産を次世代へスムーズに渡せるよう、早め早めの周到な準備と対策で臨んでください。
秋の気配が色濃くなってきた、南半球のニュージーランド
3月に入り、南半球のニュージーランドでは秋の気配です。今朝の気温は13度で、これまで太陽の照る暑い日々を過ごしていたところ、急に半袖では涼しくなり、タイル張りのキッチンの床もひんやり。思わず床暖房をオンにしました。
3月から5月にお休みがとれる方は、気候のよいニュージーランドを巡るラストチャンスの季節です!
一色 良子
Goo Property NZ LTD 代表取締役社長
Arizto Ltd 所属
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