弁護士事務所から、過去の日本人顧客宛てにかかってきた電話
ある日、筆者の自宅に見慣れない番号から着信がありました。
電話を取ると「〇〇さんですか?」と聞かれましたが、筆者の名前ではありませんでした。「違います」と伝えて切ろうとしたところ、電話の主は食い下がり「では、〇〇さんをご存じないですか?」と、畳みかけて聞いてきました。
よく聞き取れずに何度か聞き返すと、どうやら日本人の名前のようで、以前のお客様のお名前に似ています。そこでスペルを確認すると、確かに10年以上前に担当させてもらった方のものでした。その方はすでに日本へ帰国しており、また、コロナ禍以降連絡を取り合っていませんでしたが、幸いLINEのつながりがあります。
電話の相手は、筆者がNZに移住して初めてビジネスをサポートしてもらった弁護士の秘書の方のようです。
電話の内容は、弁護士の先生が急逝されたため「遺言書」の保管を依頼されたお客様に、担当弁護士事務所が代わることを伝えたい、というものでした。
お客様は、その弁護士に遺言書の保管を依頼していたのですが、日本に戻ってしまい連絡が取れないので、NZでの連絡先として登録されていた筆者のもとに連絡がきた、という経緯のようでした。