(※写真はイメージです/PIXTA)

親子の金銭トラブル。事情が複雑に入り組み、トラブルの収束が付かないケースも少なくありません。親が高齢で、もし老後資金に手をつけられてしまったら、親子共倒れでしょう。我が子の過ちとはいえ、警察沙汰にするわけにもいかず、途方に暮れた先には……。本記事では、Aさんの事例とともに社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が親子の金銭トラブルについて解説します。

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母と息子の秘密

妻が息子の所業を隠していたことから、Aさんたちの夫婦仲はギクシャクしはじめ、結果、離婚することに。年金分割し、財産分与は住宅を売って半分にわけることで合意します。Aさんの受け取り額は老後資金の残金500万円と家の売却で1,000万円、合計1,500万円となります。

 

一方、妻の受け取り額は家の売却益1,000万円のみ。妻は「妹のマンションに行く」と、引っ越しました。しかし、妻が向かった先はなんと、息子が購入したマンション。

 

「夫の亭主関白に長いこと悩んでいて、仕事をしていたころは家にいる時間が少なかったので耐えられました。でも、引退してからは毎日一緒にいるようになり、だんだん我慢ならなくなってしまったんです」後日、妻から手紙が届きました。

 

息子は一緒に暮らしているうちに感じ取り、母親のために一役かったようです。妻は息子の真相を知らずにただ隠蔽していたそうですが、息子の一件で別れることができたことになります。

 

Aさんは「息子の件を妻は本当に最初は知らなかったのか、加担していたのか、そんなことも考えましたが、いまとなってはどうでもいいです。家族のために一生懸命働いてきたつもりでしたが、妻にも息子にも見放されてしまった結果がすべてなのかもしれません」ぼんやりと話します。

 

夫婦の関係はさまざまですが、一般的には人生100年をともに楽しく過ごせる関係であり続けるよう、相手を思いやる気持ちやコミュニケーションをとるようなことが大切ではないでしょうか。

 

〈参考〉
令和6年度の年金額改定についてお知らせします
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001040881.pdf

 

 

三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシアFP

代表

 

 

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