銀行の決算1カ月前に融資を狙え
ビジネスはタイミングが重要だよね。融資も一緒。例外ではなく、融資を受けやすい時期、受けにくい時期がある。結論から言うと、狙い目は金融機関の決算月。ほとんどの金融機関は3月決算なので、その1カ月くらい前を狙う。
一般の企業が決算を気にするように、銀行などの金融機関も決算を気にする。なぜなら、金融機関だって株主がいる民間企業だし、金融庁の目も気になるから。決算の見栄えを良くするために融資実績も増やしたい。そのような心理が働くため、決算前になると、借りられる会社はさらに借りやすい企業になり、借りられるかどうか分からない会社も借りやすくなる。
重要なのは、金融機関の決算月の1カ月前の時点で資金繰りに困っていなくても、借りにいくということ。困っていなくても借りる。借りられる時に借りられるだけ借りる。それが資金繰りの基本。
手元の現金が増えるほど、プラスアルファの利益を狙える
借りられたら置いておけばいい。現金は置いておいても腐らない。あって困るものじゃないよね。十分すぎるくらいの現金があるなら、運用に回せばいい。
運用方法はいろいろあるが、融資の利率は1%くらいだから、それ以上で運用できれば損はない。仮に10%で運用できれば、9%の利益になる。そのような用途があるのだから、金利は細かく気にしなくてもいい。
金利ではなく、貸してくれるかどうか。運用するために借りたら資金使途に違反することになるが、もともとあったお金を運用に回すのであれば問題はない。手元の現金が増えるほど、プラスアルファの利益を狙えるのだ!
菅原 由一
SMG税理士事務所 代表税理士
SMGグループ CEO
SMG菅原経営株式会社 代表取締役
注目のセミナー情報
【事業投資】3月22日(土)開催
年商5億円も夢ではない
なんと⁉店舗継続率、驚きの97.3%!
「買取大吉」のリユースビジネスの秘密とは
【税金】3月25日(火)開催
“国税OB不動産専門税理士が登壇“不動産投資セミナー
実物件を使ったシミュレーションで学ぶ賢い不動産投資術!
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】