「住宅費」「通信費」「保険代」の具体的な減らし方
ちなみに、減らせる余地がある「固定費」の代表格は「住宅費」「通信費」「保険代」などです。こうした出費を中心に1つずつたんねんにムダを洗い出してください。1回だけやれば大丈夫です。
最難関の固定費は住宅費です。人生の三大支出の一つで、生涯支出のなかで税金・社会保険料に次ぐ2番目に大きな出費です。「購入と賃貸ではどっちが得か?」という論争が有名ですが、いいとこ取りしましょう。ライフスタイルが激変する子育て中はプライベートカンパニー経由で賃貸に住み、夫婦二人のライフスタイルが定着してから、プライベートカンパニーに終の住み処を買ってもらいます。
通信費の主役はスマホです。災害時や緊急時など、ネットが使えるので重宝します。ただ、オプション機能は不要です。新規契約の際には、有料オプションが必ず付いてきますので解約しましょう。また、格安SIMでも大手キャリアに引けを取りません。プランも少しずつ改善されているので、数年に一度は見直しましょう。
日本は公的な健康保険制度が万全なので、医療保険はなくても大丈夫。とはいえ、高齢化の進展とともに自己負担率も増加傾向にあるので、最低限の掛け捨て「終身払い」医療保険は安心材料です。その場合でも、カタカナ(ひらがな)名の保険会社一択です。また、貯蓄型保険はお金をドブに捨てるようなものなので、入らないでください。
その他、マイカーも賛否が割れますが、都市圏以外では生活必需品です。ただ、三大都市圏にお住まいの方は、マイカーよりも住宅費を優先するほうが合理的です。私も思い切って愛車を処分したらスッキリしました。公共交通機関があれば車がなくても平気ですし、お買い物は自転車で十分です。ドライブしたいときは1日3,000円の格安レンタカーで足りるので、不便は感じませんでした。
固定費の削減はとにかく効果絶大です。知人は、固定費削減を最初に徹底。ポイカツと海外資産運用も組み合わせながら、結婚時マイナス500万円だった資産を、9年間で4,000万円にまで増やしました。
坂下仁
お金のソムリエ協会会長
※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
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