熟年離婚せず夫婦円満で暮らしていくコツ
その後、静男さんは自宅で1人で暮らしています。現役時代は仕事一筋で頑張ってきたため友達もいません。1人では外に出る気持ちにもならず、ほぼ家にいる毎日です。訪ねてくる知り合いもいません。
静男さんは短気でカッとなる性格ですが、あとで言いすぎたかなと考える性格です。しかし、それを表に出すことはできず、自分から謝ることもできません。
定年後は夫婦でゆっくりと暮らしていけると思っていた静男さんですが、今となっては靖子さんに感謝の気持ちを言葉にしてかけてあげればよかったと後悔しています。また、自分も何かの趣味を持って友達を作っておけばいろいろと相談できたのにと悔やんでいます。
財産分与を行ったため、静男さんの貯金は2,000万円を切っています。もし介護が必要になった際に誰に頼めばいいのか、また施設に入れるのかという不安もあります。一番不安なのは病気になったときです。看病してくれる人もいないため、症状が長引くことも多くなりました。
いつも家に帰ったらご飯が用意されており、掃除や洗濯もしてもらえる生活は決して当たり前ではありません。最近では共働き夫婦も増えてきましたが、それでもどちらかに家事の負担が偏っているケースもあるのではないでしょうか。
専業主婦も立派な仕事です。家族同士でもお互いに感謝し、尊重する気持ちを忘れないことが大切です。
また、日頃からコミュニケーションをよく取り合い、自分に何かあったときに家族が困らないよう必要最低限の情報を共有する工夫も忘れないようにしましょう。
新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP
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