(※写真はイメージです/PIXTA)

新NISAやiDeCoをはじめ投資が以前よりも身近になりつつある昨今、自身で投資を始めたい! けれど何から始めればいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。本連載ではこれから投資を始めたい方に向けて、投資の基礎から解説していきます。本稿では投資初心者の勉強法について解説します。

初心者が投資の勉強をするときの流れ

漠然とした不安や興味から「投資の勉強を始めたい」と思っても、どこから手を付ければいいのかわからないといった人は多いのではないでしょうか。これから投資の基礎知識を身に着けたいという方は次の4ステップで勉強していきましょう。

 

①投資の目的を明確にする

②投資の基礎知識を習得する

③興味のある投資方法を深堀する

④少額で投資を試してみる

 

①投資の目的を明確にする

まずは勉強の目的を明確にしましょう。「老後に向けてまとまった資産を作っておきたい」「マイホーム購入の頭金を貯めたい」など、投資を始める理由や目標をはっきりさせることで意欲的に学ぶことができます。

 

まずは「自分はなぜ投資に興味があるのか」について向き合うことから始めましょう!

 

②投資の基礎知識を習得する

勉強の目的がはっきりしたら、幅広い投資の基礎知識の習得を目指します。といっても、基礎知識ってなんだかぼんやりしていますよね。まずは以下の6点がしっかり説明できることを目指しましょう。

 

●貯蓄と投資の違い

●投資の必要性

●リスクとリターン

●金融商品の種類

●長期・分散・積立投資

●税金

 

たとえば貯蓄と投資はどちらが優れているのでしょうか?

 

正解はうまく使い分ける必要がある、です。貯蓄は銀行預金などで確実にお金を貯めることで、投資は株式などで大きくお金を増やすことです。その代わり、投資にはリスクが付いて回ります。一般的にリスクは「危険」という意味で使われますが、投資では「リターンが不確実であること」を意味します。

 

このように基礎知識をきちんと習得していくことで、自分にあった金融商品を選択できるようになります。

 

③興味のある投資方法を深堀する

基礎知識が習得できたら、次は気になった投資方法を深堀りしてみましょう。ここまでの勉強のなかで、投資したい金融商品が出てきた方は、それについて詳しく調べてみるのがいいでしょう。

 

勉強する際に気を付けたいのが以下の6点です。

 

●金融商品の特徴

●投資する商品の選び方

●リスクと期待リターン

●最低投資金額

●手数料

●取引方法(口座開設や売買の仕方など)

 

もし興味のある金融商品が見つからない、あるいは絞れないといった場合には、まずは「株式」「投資信託」「債券」「不動産」について調べてみましょう!

 

今挙げた4つは、個人が投資できる代表的な金融商品です。

 

④少額で投資を試してみる

ある程度基礎知識が身についてきたら、実際に少額から投資を始めてみましょう!

 

実際に取引することで、勉強した内容の理解がより深まります。実際の取引のなかで気づいた「こういうことだったのか」を大切にしてください。

 

最低投資金額の目安は株式投資なら数万円、投資信託なら数百円程度です(金融機関や銘柄によって異なります)。最近ではポイントを活用してできる元手ゼロからできる金融商品を提供している金融機関もあるので、まずは実際にやってみてください。

 

学びと実践のサイクルを回していく中で、自分に合う投資方法が見つかってから、少しずつ金額を増やしていくといいと思います。

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