二世帯住宅により、家族がバラバラになる危機に
子どもたちの足音が、1階から遠ざかっていくにつれて、Aさん夫婦も自然とキッチンとリビングに足を運ばなくなりました。かつて、家族みんなで笑い声が響いていたはずの空間が、いまでは静まりかえっています。
Aさん夫婦とAさんの娘で何度か話し合いが行われました。しかし、話し合いの内容は、Aさん夫婦が賃貸物件に引っ越す、Aさんの娘家族が賃貸に戻る、などそもそも二世帯住宅を解消する話ばかり。とはいえ、Aさん夫婦は年金暮らしであるほか、Aさんの娘夫婦も住宅ローンを抱えているため、お互いに身動きが取れません。
二世帯住宅は、メリットと同時にさまざまな課題もあります。特に、異なる価値観やライフスタイルを持つ人々が共同生活を送る場合、プライバシーの侵害や生活習慣の違いによる摩擦が生じやすいものです。Aさんたちのケースは、こうした二世帯住宅の課題が顕著に表れた一例といえるでしょう。二世帯住宅を成功させるためには、事前に十分な話し合いを行い、それぞれの家族のニーズを尊重したうえで、住居設計を行うことが重要です。
三澤 智史
一級建築士
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>
注目のセミナー情報
【税金】1月9日(木)開催
年収1,000万円以上の富裕層限定
中古太陽光発電投資の“節税”術
【資産運用】1月11日(土)開催
金価格が上昇を続ける今がチャンス!
「地金型コイン」で始める至極のゴールド投資
【海外活用】1月11日(土)開催
「世界の高利回り不動産」セミナー
「世界のビザ」最新情報も徹底解説
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】