今回は、リピート注文の進化版といえる「トラッキングトレード」の概要を見ていきます。本連載は、FXセミナーの講師や執筆活動でも活躍されている斉藤学氏監修の書籍、『マナブ式FXトラッキングトレード入門』(実業之日本社)の中から一部を抜粋し、FXの必勝法といわれる「トラッキングトレード」のしくみを紹介します。

仕掛ける「位置・レンジ幅」を自分で決めるのは大変

従来のリピート注文は、設定する位置と幅を自分で考える必要があります。「トラッキングトレード」なら、難しい設定も自動で行ってくれます。

 

リピート注文は、何度も自動的に同じ注文を繰り返してくれるのが特徴です。相場が一定範囲で動く間は、ほったらかしにして利益を積み重ねていくことができます。

 

しかし、「一定範囲」とは、どの範囲でしょうか? 従来のリピート注文は、この「一定範囲」を自分で見つけ出し、設定をしなければなりませんでした。

 

もちろん、勘に頼って、「エイヤッ!」と決めてしまうこともできます。それでも多少の利益は得られることはあるでしょう。しかし、それではリピート注文のメリットを最大限に生かせないでしょう。

 

本来であれば、現在の相場の水準をもとに、仕掛ける位置を決めなければなりません。さらに、過去の変動幅を検証し、仕掛けるレンジ幅も決める必要があります。これは相当に高度な作業です。

リピート注文の間隔も自動計算で導き出せる

仕掛ける位置と幅を決めたとして、リピート注文をどんな間隔で仕掛けるのかという問題もあります。

 

たとえば、5円幅でリピート注文を仕掛けるとして、その間に1円幅で5本仕掛けることもできますし、10銭幅で100本仕掛けることも可能です。組み合わせは無数にあります。

 

仕掛ける本数は、資金量と大きくかかわってきます。資金量に対して、仕掛ける本数が多すぎると、仕掛けた注文と反対方向に相場が動いたときに、含み損が拡大して、強制決済されかねません。

 

リピート注文の進化系「トラッキングトレード」なら、以上のような設定を自分で決める必要はありません。すべて、自動計算で導き出すことができます。もちろん、慣れてくれば自分で設定することも可能です。

 

本連載は、2015年4月4日刊行の書籍『マナブ式FXトラッキングトレード入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

マナブ式 FX  トラッキングトレード入門

マナブ式 FX トラッキングトレード入門

斉藤 学

実業之日本社

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