本連載は、FXセミナーの講師や執筆活動でも活躍されている斉藤学氏監修の書籍、『マナブ式FXトラッキングトレード入門』(実業之日本社)の中から一部を抜粋し、FXの必勝法といわれる「トラッキングトレード」のしくみを紹介します。

損失が「当初資金の10%」に達したら注文をストップ

リピート注文は、トレンドに応じて設定を調整していけば、いつまででも利益を出し続けることができます。しかし、資金管理は重要です。リピート注文でも一時的に損失が続いてしまうことはあります。1回の売買で発生する損失が大きいと、それ以降、投資が続けられなくなってしまうこともあります。それでは、リピート注文の力が発揮できません。ですから、許容する損失を事前に決めて、それをしっかり守ることが大切です。

 

裁量取引では、1回の売買での損失を5%以内に抑えるべきだといわれます。たとえば、50万円の資金で取引をはじめたとすると、損失が2万5000円に到達した時点で損切りを行うのです。

 

このルールを守っていれば、仮に10回連続で負けたとしても、資金の半分は残ることになります。半分残っていれば、再チャレンジも十分できます。

 

リピート注文の場合は、自動で注文が繰り返されるので、1回の売買の損失を決めるのは簡単ではありません。そこで損失が当初資金の10%に到達したら、一度、注文をストップすることをお勧めします。注文を一度止めることで、冷静になることができるからです。

冷静な判断のために「損切りルール」を決めておく

冷静になれば、利益が出せる可能性が高まります。現在の保有ポジションを決済して、新規で逆のポジションを注文することをドテン注文といいます。私の経験上、利食いしてドテン注文をするときよりも損切りしてドテン注文をするときのほうが成功確率は高まります。いかに冷静になることが大事かが分かります。

 

本連載は、2015年4月4日刊行の書籍『マナブ式FXトラッキングトレード入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

マナブ式 FX  トラッキングトレード入門

マナブ式 FX トラッキングトレード入門

斉藤 学

実業之日本社

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