11月21日の日経平均株価は小幅高で寄り付くもすぐにマイナス圏に沈むと、その後は終日軟調な展開に。前日比326.17円安の38,026.17円で取引を終えました。注目されていた米エヌビディアの24年8~10月期決算は、旺盛なAI需要を追い風に市場予想を上回る大幅増益となりましたが、株価は時間外取引で下落。こうしたなか、東京市場でも半導体をはじめ電気機器、精密機器などハイテク株が売られ、相場を押し下げています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが65銘柄、値下がりが159銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、エムスリー〈2413〉、ファナック〈6954〉、ダイキン工業〈6367〉、キーエンス〈6861〉、スズキ〈7269〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億8,000万株、売買代金は3兆7,207.43億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、銀行業、繊維製品、海運業、ガラス・土石製品などが上昇した一方、鉱業、精密機器、小売業、陸運業、機械などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がID&Eホールディングス〈9161〉で+700円(+14.96%)の5,380円、2位が広済堂ホールディングス〈7868〉で+53円(+11.67%)の507円、3位がJCRファーマ〈4552〉で+58円(+9.09%)の696円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がフォスター電機〈6794〉で-344円(-18.91%)の1,475円、2位がKADOKAWA〈9468〉で-218円(-5.02%)の4,128円、3位がさくらインターネット〈3778〉で-230円(-4.89%)の4,475円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは34銘柄、年初来安値を更新したのは22銘柄でした。
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