自由がある、いつまでも新鮮な気持ちでいられる。「別居婚」にメリットを感じ、あえて選択する方も一定数います。一方で別居婚は、自由な時間が多いため不倫のリスクが高くなり、夫婦間のトラブルが生じてしまう可能性もあります。そこで今回は、実際にココナラ法律相談のオンライン無料法律相談サービス「法律Q&A」によせられた質問をもとに、離婚調停中の交際相手への慰謝料請求回避について、寺岡健一弁護士が解説します。
離婚調停中でも婚姻関係の破綻が認められない可能性も
離婚調停中であっても、婚姻関係が破綻したと判断されるかどうかはケースバイケースであり、不貞行為が違法とされないとは限りません。婚姻関係の破綻が認定されれば、慰謝料請求を免れる可能性が高まりますが、「まだ破綻が認められない」と判断されれば、交際を始めた本人と交際相手の双方に慰謝料支払い義務が発生するリスクがあります。
「婚姻関係の破綻」はあくまで不貞行為が発覚した後の防御材料であり、「破綻しているから不貞行為は許される」と解釈して行動するのは危険です。婚姻関係がまだ事実上続いていると見なされる場合、交際を始めること自体が法的リスクとなるため注意が必要です。
また、離婚調停中でも法的には婚姻関係が継続中であるため、第三者との交際が不貞行為と認定される可能性もあり、これは配偶者の精神的苦痛に対する慰謝料請求の根拠とされます。そのため、離婚が正式に成立するまでは新たな交際を避け、冷静に離婚手続きに専念することが、予期しない法的リスクを回避するためにも重要です。離婚調停中の行動は、後々のトラブル回避のために慎重に検討することが求められます。
寺岡 健一
弁護士
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
検索メディア
一人ひとりにあった弁護士が見つかる検索メディア「ココナラ法律相談」。離婚や相続、刑事事件など個人の人生を左右する法律トラブルから、契約書作成や営業妨害、債権回収など法人・個人事業主のビジネスに関わる法務依頼まで、一人ひとりの悩み分野にあった、強みのある弁護士を見つけられます。また、悩み投稿に弁護士が無料回答する法律Q&A機能を活用した情報収集が可能です。
ココナラ法律相談
https://legal.coconala.com
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載弁護士検索メディア『ココナラ法律相談』に寄せられた法律に関する疑問を、弁護士が徹底解説
寺岡法律事務所
弁護士
「不貞慰謝料請求された側」「中小企業の少額債権回収」など、他の弁護士が避けたがる分野にも積極的に取り組む。ChatGPTを活用した契約書チェック、著作権に配慮したAIイラスト作成など、AI活用術を教えることで中小企業のニーズに応える。新テクノロジーを積極的に活用する弁護士。スタートアップ企業支援にも力を入れ地域社会と共に成長を目指す。
堺市産業振興センター経営支援事業 登録専門家
堺市経営実務勉強会 特定創業支援等事業 講師
〈ココナラ法律相談の掲載ページ〉
https://legal.coconala.com/lawyers/4790
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載弁護士検索メディア『ココナラ法律相談』に寄せられた法律に関する疑問を、弁護士が徹底解説