日本人が間違えがちな外来語や和製英語
日本には外来語や和製英語があふれています。知らずしらずのうちに、外国人に対して使っていませんか。
BAD EXAMPLE
A : Jim, can you please fill out this anket?
ジムさん、この anket に記入してもらえますか。
B : Sorry, I don't understand. Oh, you mean ‶survey.”
すみません、わかりません。ああ、「アンケート」のことですね。
A : Ah, yes. You can get a service ticket for coffee.
ああ、そうです。コーヒーのservice ticketを差し上げます。
B : Oh, you mean a free coupon.
ああ、無料クーポンのことですね。
GOOD EXAMPLE
A : Jim, can you please fill out this survey?
ジムさん、このアンケートに記入してもらえますか。
B : Sure. No problem.
もちろんです、問題ありません。
A : You can get a free coupon for coffee.
コーヒーの無料券を差し上げます。
B : That's great.
それはいいですね。
Biz Tip
「英語だと思っていたが和製英語だった」。これは、英語を学習中の日本人のビジネスパーソンによく見られるケースです。「アンケート」は外来語の最たる例です。
フランス語のenquete(調査、質問)が、日本語に取り込まれて使われるようになったもので、英語では通じません。また、service ticketは和製英語です。
和製英語は、日本人が作り出した言葉なので、ネイティブ・スピーカーを含め、英語でコミュニケーションを取る相手には通じません。使われる機会の多い外来語や和製英語はチェックしておきましょう。以下に、いくつか代表的な例を紹介します。
① 外来語
・アンケート= フランス語の enquete から。
・アルバイト= ドイツ語の arbeit から。
・テーマ = ドイツ語の thema から。
② 間違った意味で使われている和製英語
・service ≠無料
正しくは、「サービス、点検、修理、業務」を意味する。
・appeal ≠アピール
正しくは、「懇願、訴え、訴求力」などを意味する。
・cunning ≠不正行為
正しくは、「ずる賢い、抜け目のない」を意味する。
③ 略語
・セクハラ。正しくは、sexual harassment。
・パソコン。正しくは、personal computer。