相手に“Where are you from?”と聞くのは失礼?身に付けたいポリティカル・コレクトネスを意識した話し方【ビジネス英会話のコツ】

相手に“Where are you from?”と聞くのは失礼?身に付けたいポリティカル・コレクトネスを意識した話し方【ビジネス英会話のコツ】
(※写真はイメージです/PIXTA)

世界の英語人口の多くを、第2言語として英語を使うノンネイティブ・スピーカーが占めていると言われています。ビジネスの世界でも、ネイティブ・スピーカーだけでなく、多種多様なバックグラウンドを持つノンネイティブ・スピーカーの人たちと関わり合うことになります。グローバルで活躍する人たちは、相手に対する気遣いを意識した話し方を常に心がけています。ぜひ心に留めておいてください。本記事では、ビジネス特化型オンライン英会話「Bizmates」を手掛ける伊藤日加氏の著書『会議・プレゼン・メール・雑談で失敗しない! シンプル・丁寧・効果的なビジネス英会話のコツ96』(あさ出版)より一部を抜粋・再編集して、ポリティカル・コレクトネスを使った表現の仕方についてご紹介します。

日本人が間違えがちな外来語や和製英語

日本には外来語や和製英語があふれています。知らずしらずのうちに、外国人に対して使っていませんか。

 

BAD EXAMPLE

A : Jim, can you please fill out this anket

ジムさん、この anket に記入してもらえますか。

 

B : Sorry, I don't understand. Oh, you mean ‶survey.”

すみません、わかりません。ああ、「アンケート」のことですね。

 

A : Ah, yes. You can get a service ticket for coffee.

ああ、そうです。コーヒーのservice ticketを差し上げます。

 

B : Oh, you mean a free coupon.

ああ、無料クーポンのことですね。

 

GOOD EXAMPLE

A : Jim, can you please fill out this survey

ジムさん、このアンケートに記入してもらえますか。

 

B : Sure. No problem.

もちろんです、問題ありません。

 

A : You can get a free coupon for coffee.

コーヒーの無料券を差し上げます。

 

B : That's great.

それはいいですね。

 

Biz Tip

「英語だと思っていたが和製英語だった」。これは、英語を学習中の日本人のビジネスパーソンによく見られるケースです。「アンケート」は外来語の最たる例です。

 

フランス語のenquete(調査、質問)が、日本語に取り込まれて使われるようになったもので、英語では通じません。また、service ticketは和製英語です。

 

和製英語は、日本人が作り出した言葉なので、ネイティブ・スピーカーを含め、英語でコミュニケーションを取る相手には通じません。使われる機会の多い外来語や和製英語はチェックしておきましょう。以下に、いくつか代表的な例を紹介します。

 

① 外来語

 

・アンケート= フランス語の enquete から。

 

・アルバイト= ドイツ語の arbeit から。

 

・テーマ = ドイツ語の thema から。

 

② 間違った意味で使われている和製英語

 

・service ≠無料

正しくは、「サービス、点検、修理、業務」を意味する。

 

・appeal ≠アピール

正しくは、「懇願、訴え、訴求力」などを意味する。

 

・cunning ≠不正行為

正しくは、「ずる賢い、抜け目のない」を意味する。

 

③ 略語

 

・セクハラ。正しくは、sexual harassment。

 

・パソコン。正しくは、personal computer。

 

 

※本連載は、伊藤日加氏の著書『会議・プレゼン・メール・雑談で失敗しない! シンプル・丁寧・効果的なビジネス英会話のコツ96』(あさ出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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