銀行が相手でも油断は禁物
いまは銀行も左うちわで経営ができる時代ではないので、高い手数料が取れる仕組債などの商品を売らざるを得ないのかもしれませんが、やはりルールは守ってもらわなければいけません。
最近でも、地銀の名門である千葉銀行での不適切な販売が問題になりました。聞いたこともない、みるからに怪しい会社なら警戒心も起こるでしょうが、千葉銀行のような社会的信用の高い企業ですら、そのようなリスクの高い商品を紹介してくる可能性があるということです。一瞬たりとも油断はできません。
先ほど「リスクの低いものから紹介する」といったばかりなのに、いきなり仕組債という危ない商品の話になってしまいました。
戸惑った人もいるでしょうが、投資は、どこにどんな落とし穴があるかわからないので、油断は禁物です。もっともリスクの低い金融商品である預金と、非常にリスクの高い部類の金融商品である仕組債が同じ銀行で扱われているのです。
仕組債以外にも、銀行はいろいろな投資商品を扱いますから、とにかく普通預金・定期預金以外は何らかのリスクがあるものと思って、しっかりとした説明を受けましょう(仕組債と同様の性質を持つ「仕組預金」という預金もあるので本当に油断は禁物です)。
どんなリスクがあるのかを丁寧に説明しないようなら、そんな銀行は信用してはいけません。
普通預金や定期預金のような「よく知っている銀行のサービス」以外の、銀行が扱う投資商品については、「〇〇銀行」という看板とは関係のない別のものだと考えましょう。
金融トラブルでよくあるケースが「銀行がすすめてくる商品だったので安全なものだと思った」というものです。銀行預金は安心して使えるものだとしても、銀行に気を許してはいけません。
我妻佳祐
マネックスライフセトルメント代表取締役
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